遺書

このブログは私の遺書だ。みんな……遺書を残すものなんだろう?

浄玻璃の窓

私の恋人はシェアハウスに住んでいる。その理由は、某番組を見てキラキラしたリア充に憧れたから……ではなく、単純に家賃が安かったから。

そしてそのシェアハウスには外国人の住人もいる様で。英語ができなくもない(本人の弁)恋人は、外国人の住人との会話をたまに楽しんでいる?様だ。

 

キャバクラ時代、ええ格好しぃのおっさんに「俺は子供の頃、黒人の知り合いがいたぜ!」とドヤられたことがあるが、日常的に「カナダ人とカナダの冬の厳しさについて英語で話してた、カナダ人話すの早くてよーわからん」とか彼氏から聞くので、まぁ……というか、大学数学の英論文や本家BBCのニュースを日常的に読んでる人とかがフォロワーにいるし、私もSNSでモロッコの出会い厨と動画通話したことあるし…(何言ってるかさっぱりだったが)

今の時代、黒人の知り合いがいたくらい、何の自慢にもならんのだ。合掌。

 

外国の方というのは不思議なもので(全員が全員そうではないかもしれないが)、たとえイヤホンで誰かと通話してる風でも、構わず彼氏に話しかけてくる。さながら、目が合ったらバトルの合図というポケモンの世界だ。いや、目が合わなくても話しかけてくるので、それ以上かもしれない。

とにかく、恋人と通話している最中に、突発的にネイティヴによる英会話コーナーが始まるのだ。中学英語すらおぼつかない私は完全に蚊帳の外である。中高とステを全部日本語に極振りしたことを悔やむしかないが、まぁ、英語で話している時の恋人は面白い。

まず明らかに愛想がいい。普段はコンビニ店員にお礼のひとつも言わなそうな男なのに、外国人相手だとなぜか笑顔だ(男相手でも)。というのも、わざわざ話しかけてくる外国の方はだいたい愛想がいいので、たぶん向こうさんに合わせているのだろう。それにしたって日本人と話してる時より愛想がいいのだから不可思議だ。

あと、名古屋バスのアナウンスよりはこなれてる風に英語を話すのに、ちょくちょく「あーー」とか「うーん……」とかリアクションがちょくちょく日本人なのも面白い。

英語はまるでわからないが、通話中に恋人が外国人と話している時は、ジョハリの窓を覗いているみたいで面白い。

ただ、カナダから観光にいらした方へわざわざ二郎ラーメン勧めるのはどうなんだ。『Jiro  ramen』ってなんか発音よく言うのも腹立つ。二郎信者もほどほどになさい。