遺書

このブログは私の遺書だ。みんな……遺書を残すものなんだろう?

毒親の子どもだから。

酒飲みたい。買いに行く気力がない。

日曜からずっと、丸一日寝て過ごしている。体が重くてリビングやトイレに行くために起き上がるのも大変だ。今日はカウンセリングだが病院まで自転車で行ける気がしない。

 

オーバードーズしてしまう人の心理として、寝逃げというものがあるそうだ。大量服薬して昏倒すれば、強制的に意識をシャットダウンして眠る(昏倒する)ことができる。寝ている間にコロボックルみたいな小人が世の中の歯車を動かして起きた頃には諸々嫌な状況が好転していればいいな、と思いながら夢の中に逃げるのだ。

まぁ実際眠っているだけで悩みの原因となった事態が好転していることってなかなかないのだけれど、時間を置けば精神が落ち着いてきて「しゃーない、やるか…」と嫌々ながら腰を上げられる様になることもある。

 

自分の機嫌を自分でとるって大変だ。つらいことがあっても誰も慰めてくれない。熱を出しても看病してくれる人がいない。急な出費があっても誰も金を貸してくれはしない。すべて自分でやるしかない。やるせない。

昔から母親の握ってくれる白むすびが好きだったのだけれど、もう母親は私のためにむすびすら作ってくれない。顔を合わせれば釘を差す様に「母さんはおまえに何もしてやれないから」「おまえに出す金はない」と言われる。父だって、一緒に暮らしていたって言葉が通じない。私がせがんだところで、私のために握り飯を作ってくれはしない。両親は存命なのに、死んでいるのとそんなに変わらない気がする。いっそ早く死んでくれればいい思い出だけを思い出せるのに、と思う。

同世代の友達はだいたい親が健在で、帰省すればあったかいご飯を出してもらえるそうだ。でも私は自分で自分のためにむすびを握るしかない。仕方ない、毒親の子どもだから。