遺書

このブログは私の遺書だ。みんな……遺書を残すものなんだろう?

つかれた。

恋人がAmazonGoogleタブレットを欲しがる時、私は父に風呂の湯を半分にしろと怒られている。

友達から十万円のローンを組んで最新のiPhoneを買った話を聞かされる時、私は電気代の催促状を見つけて見ないふりをしている。

ねえ神様。どうして私は友達や恋人と住む世界が違うの。みんなだってそれほど豊かな暮らしをしている訳じゃないだろうに、少なくとも私は電気やガスや水道を止められそうになりながら父に怯えて暮らしている。どうして私だけが。

「自殺しないでほしい」「君に死なれると悲しい」「きっと何とかなるよ」

じゃあ何とかしてみろよ。あたしに欲しいものや買ったものについて嬉々として話すくせに。高額なiPhoneiPadを使って生活困窮者を慰めるのはさぞ愉快で痛快だろう。

おまえら何もわかっちゃいないな。

死にたくなんかない。助かりたい。でも状況に死ねと言われてる。だから死ぬ。