遺書

このブログは私の遺書だ。みんな……遺書を残すものなんだろう?

SCP 部屋にされる人

明け方見た夢をSCP風にまとめる。といっても私はSCPについては素人同然なのでまとまっていないかもしれないが大目に見て欲しい。

 

 

 

SCP 部屋にされる人
危険度:safe
この現象に巻き込まれると、対象はマンションの一室と同化させられる。同化には時間がかかり、一定時間を過ぎると対象は部屋と同化し、部屋からは対象の肉体・衣服などの一切の痕跡を見つけられなくなる。

部屋と同化してしまう人は、まず最初の兆候として縦横奥行きが一メートル二十センチの立方体の形へと変化する。立方体は部屋の中で宙に浮いた状態で存在し、周囲に小惑星群の様に浮いた微粒子が少しずつ立方体に加わっていくことでより立方体が完成されていく。立方体はところどころ、元の人間の肌や衣服の色をしている。

財団員が調査を進めていく課程で、○×県××市のアデレードコーポ505号質にて、部屋と同化しかけている男性を発見。収容しようとしたものの、部屋から男性を動かすことはできなかった(動かそうとどれだけ力を込めても立方体の男性はその場から動かなかった)。仕方なく、その場で事情聴取した。
いわく、その男性は元は日本のサラリーマンで、仕事帰りに何者かに拉致され、気がついたら立方体になってこの部屋にいた。自分を拉致した連中の正体は不明だが、何度かこの部屋にその連中の仲間と思われる覆面姿の二人組がやってきたことがある。その二人組は性別も年齢も不明。どちらも、薄青色の袋状の覆面(顔の部分には何やら幾何学的な模様が描かれている)と、同色の首からくるぶしまでを覆う長いロングコートを身につけていた。会話の内容から、この部屋におぞましい何かを封印するための人柱として自分に特殊な術を施し、部屋と同化させようとしている様だった。

以上の内容を聞き取ったところで、男性はシュポオオオオという奇妙な音と共に急速に収縮し、部屋の中から突如消えた。部屋を隅々まで調べても、男性の痕跡は見つけられなかった。部屋と同化したものと思われる。

現場は何の変哲もない2LDKの部屋で、男性はリビングの中央に立方体となって浮かんでいた。男性が部屋と同化した後、財団員がどれだけ調べてもその部屋に異常性は見られなかった。
男性の証言を確かめるべく、この部屋を出入りした人物がいないかマンションを管理している会社に問い合わせたが、この部屋は空き部屋で誰も立ち入っていないという(記憶処理?)。
我々は男性が同化したと思われるコーポ505室の収容を検討したが、部屋そのものには何の異常性も見られないため、収容は見送りとなった。引き続き、人がマンションの一室と同化する現象の調査を続ける。

 

 

 

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