遺書

このブログは私の遺書だ。みんな……遺書を残すものなんだろう?

ほろよい一缶飲み干したら死にかけた話

※はじめに

不穏なタイトルに商品名が登場しておりますが、発売元のサントリーおよびこの商品を貶める意図はまったくございません。ほろよいはおいしいチューハイです。お酒はほどほどに。

 

 

先日仕上げた案件とは別に、ロゴタイトルを作ってほしいという依頼が来た。前回から立て続け、しかも締切が極端に短かったが、引き受けた。

朝からコンサータを二錠服用し、十時間以上ほぼぶっ続けて作業する。朝食はしっかりとるが、昼食はおざなり、夜は疲れ果てて食欲がないので何も食べずに寝る。二日目も同じ様な感じで作業し、16時頃にようやく一段落ついたところで、母親と部屋の清掃。二時間の重労働(何せ足の踏み場がない状態だったのだ)を終えるも、リテイクを食らい、結局眠ったのは0時頃。またも夜はほとんど何も食べずに薬だけ胃に放り込んでいた。

翌日は10時間以上眠ったが、疲労はとれていなかった。朝食に牛丼を食べ、前日に約束していた通り、母と13時からカラオケに。そこで炒飯や唐揚げやらを食す。時間に余裕があったが、疲労がひどかったため、16時に切り上げ。17時に帰宅し、二時間ほど眠った後に、友人とLINEで二時間談笑。そしてその後、今度は恋人と一時間ほど通話し、一時に就寝。

起きたのは9時過ぎのこと。仕事は落ち着いたし、疲労している自覚があったので、ゆっくり自分を甘やかそうと決意。恋人と通話して、出かける彼がいなくなった後で、祝杯でもあげるかと冷蔵庫からチューハイを取り出した。それが悪かった。

 

録画していた鉄腕!DASH!!を見ながら、白米とローストチキンを貪りつつ、ほろよい(桃味・アルコール度数三パーセント)を一缶あけた。飲み始めてから飲み終わるまではおよそ一時間。

水を飲もうとふらっとソファーから腰を上げ、シンクにたどり着くまでおよそ十数歩。立ち上がったことと、動いたことにより、一気に酔いが周る。蛇口からマグカップに注いだ水を飲み下した瞬間、急速に意識が遠のいた。「あっ、ねむい、寝よう」そう思い、体から力が抜ける。次の瞬間、ばたーんと床に倒れ込んだ。血の気が引くというか、寒気がする。肌寒い。吐き気に襲われ、とっさに近くにあったバケツに吐いた。気持ち悪い。体の感覚が薄い。意識障害が起きている自覚はあったので、しばらくそのまま床に横になっていたが、今度はお腹が痛くなってきた。這う這うの体で何とかトイレに行き、惨事を免れる。が、トイレに座ると頭の位置が高くなったためか、血の気がどんどん引いていく。またも吐き気をおぼえ、何とかトイレットペーパーの包装の袋の中に嘔吐する。そんなことを何度も繰り返した。

嘔吐と下痢をこらえながら、冷たいフローリングに横たわっている時。朧な意識の中で、「このまま死ぬのかな……」と思ったが、吐瀉物や排泄物にまみれながら死ぬのだけは嫌だった。いや、今までに首吊りや飛び降りなど、綺麗に死ねない自殺方法ばかり試そうとしてきたくせに何を今更といわれても仕方ないが、いくら何でも自宅で急性アルコール中毒死というのは情けがないので。

結局、散々トイレのお世話になったところで、友人に助けを求め、アクエリと栄養ドリンクを恵んでもらう。父が帰ってくる前に、吐瀉物を処理し、ほろよいの缶を捨て、証拠隠滅。父には体調不良とだけ連絡し、心配した母が駆けつけ、ちょっとした騒ぎに。以降、18時から23時まで眠っていた。

 

一方その頃、恋人は教え子に「ゲテモノ食いだから女の趣味が悪いんじゃないですか?」と言われていたらしいが……残念ながら反論する言葉がない。奇跡的に美少女(?)に生まれただけで、来世はクモかな? ムカデかな?

当分酒は控えます…