自分の感受性くらい
※追記
カウンセラーに相談したところ、『愛情の対象が父親から恋人にシフトする中で、揺り戻しが起きている。不安定な状態になるのは一時的なことで、安心できる環境に身を置けば自然と攻撃的・不安定な心理は落ち着いていく』とのことだった(詳しくはまた記事にする)。
よってこのエントリはただの世迷い言として読んで欲しい。
昨日から、断続的に五時間ずつくらい眠っている。三回ほど眠って、三回とも夢に恋人が出てきた。
一回目は恋人が私を迎えに来てくれる夢。二回目は、関係が悪化している現状を誠心誠意謝ったら簡単に許してくれて、また前みたいに仲良しに戻れる夢(実に自分勝手な夢だ)。
三回目は、よくわからない。ほとんど詐欺みたいに犯罪に巻き込まれてしまって、自分の正当性を証明できずに百万くらいの借金を負わされてしまう。私には恋人がいるのに、と思っても、「さすがに百万は無理だわ」と彼は離れていく。
これまでに、親からの虐待や暴力を、愛情だと思おうとしたことが何度もあった。父親の理不尽なまでな横暴さに、母親は辟易しつつも、時々「あの人の怒り方はひどいけど、あなたたちを思って怒るのよ」と是としたことがある。父親は、よく狂人にしか思えないほどに怒り狂うけれど、それは私たち自身の方に原因がなくもなかったからだ。父の異常さを認めつつも、母自身、そう思わなければやっていけなかったのだと思う。
父は私を想って、つらく当たるのだと。私を愛しているから、本気の本気で怒り狂うのだと。幼い頃から何度も、自分に言い聞かせたおぼえがある。
愛情に飢えているので、父とはまるで違う温厚で優しい人を選んだ。なのに、わざわざそういう人を選んでおいて、自分から傷付けている? 彼が私のせいで傷付く時、私は内心で喜んでいないか。私を想うが故に傷付いてくれたと、心の奥底で笑ってはいないか。報復として、傷付いた分、いやそれ以上に、相手から傷付けられることを望んではいないか。意趣返しされることを目的に、相手をわざと傷付けていないか?
違う。こんなはずじゃなかった。ただしあわせになりたかった。一緒に笑っていられればそれでいいはずなのに。そういう人だから好きになったのに。
私の感受性が破綻している? 無意識でのことだと信じたいが、世間で言うところの愛情と、私の中の愛情の在り方がズレている?
まともな愛情を知らない奴が、他人様から愛情を求めること自体が、そもそもの間違いだったのか。傲慢はなはだしくも。
……いずれにしろ、私の感受性がズレているとしたら、それは正されなければならない。どんな病にも原因はあるが、病も含めて私自身だ。きちんと矯正する。たとえ骨を折ろうとも、心を砕こうとも。