遺書

このブログは私の遺書だ。みんな……遺書を残すものなんだろう?

いちごジャムになりたい。

土曜日からずっと、枕元に包丁を置いている。私が午前二時に担ぐのは望遠鏡ではなく包丁だ。会えない彼女を想った名曲も、メンヘラの手にかかれば物騒なものとなる。ごめん、藤くん。

彼氏を寝かしつけた後で夜な夜な泣いている。元気じゃなきゃ恋人と話せないので(うつが伝播するから)、逆説的に私は元気でいなければならない。

誰かに性的に乱暴された場合、された直後よりも翌日以降にじわじわしんどくなる。他の人は知らないけど少なくとも私の場合は。

出勤するのがこわい。また服の中に手を突っ込まれるのではないかと思うともう仕事に行きたくない。でもきっと同僚やママに相談しても「それくらい」と鼻で笑われる。六十万するヴィトンのバッグのためなら客と寝る人たちだから。

お客相手だから嫌がれない。抵抗ができない。場が白けて酒がまずくならない様に、私はバカのふりをして笑ってなくちゃいけない。それが一番しんどい。

今月初旬から度々、飛び降り自殺やリストカットで自殺する自分を空想する様になった。勇気を出して十階建てのマンションかビルから飛び降りたら、きっとこんな因果な商売から足を洗える。私は綺麗ないちごジャムになれるだろうか。この田舎には十階建ての建物はないんだけど。