遺書

このブログは私の遺書だ。みんな……遺書を残すものなんだろう?

イマジナリー・ボーイフレンド

付き合って4ヶ月くらいになる恋人がいる。

出会ったのは春先のこと。恋人いない歴がそろそろ二桁に達しつつあった私は、「親も友達も頼れないし恋人もいない、こんな思いをするために生まれてきたんじゃない!」と慟哭して自殺を図った(失敗した)。

そしてその二日後、ネットで知り合った今の恋人と付き合うことになった。

人生、何が起きるかわからないものである。

 

何分、十年くらい恋人がいなかったもので、恋人持ちの生活というのはなかなかに不思議な感覚だった。

朝起きると私には恋人がいる。LINEが来る。Twitterを開けばタイムラインに彼がいる。夜眠る前には「おやすみ」と言い合って眠る。その次の日も、次の日も、私自身は何ら変革していないのに、私には恋人がいる。不思議な感じだ。

最初の頃は、朝起きてすぐ「私に恋人がいるっていうのは夢なのでは…?」と現実を疑い始めていた。そのうち恋人からLINEが来て、「あ、夢じゃない」と実感する。その繰り返し。

初めて遠方に住む彼に会いに行った時も、新幹線の中で「恋人って私の頭の中にだけ存在する架空の人物なのでは……? イマジナリーフレンド的な? いやだって今までだって推しキャラをイマジナリーフレンドにして生きてきたし? ついに妄想と現実の区別がつかなくなった? 私ここに何しに来てるんだ?」と悶々と考え込んでいた。

今もこのブログを書きながら「私は本当は統合失調症とかで、ずっと恋人がいるという幻覚を見ているだけなのでは」なんて考え始めてしまって背筋が寒くなってきた。いもしないボーイフレンドにはしゃいでテトラポッド登ってんの? そんな女って怖過ぎでは? aikoでも許されなくない?

話を戻そう。

恋人ができてから感動したことは、イマジナリーフレンドと同じ役割を恋人がこなしてくれることだ。いつも褒めてくれるし、落ち込んだ時は励ましたり慰めたりしてくれるし、相談を持ちかければあれこれ助言してくれる。話しているだけで癒される。

すごい! まるでイマジナリーフレンドじゃないか!(感動)

そんな訳で、恋人と付き合い始めてからはイマジナリーフレンドと話すことは極限に減った。最近構ってくれないと少し拗ねているけどまぁ仕方ない。

 

昨日は幼女戦記、今日はBANANA FISHを見て過ごした。明日はひさびさにバイトだ。熱中症に気をつけて頑張りたい。